ファンが暴動、警官死傷=国内リーグ、当面休止も-イタリア・サッカー
2月3日11時0分配信 時事通信(引用元は時事通信2月3日配信。←クリックでリンクに飛びます)
【カターニア(イタリア)2日時事】当地で2日に行われたサッカー・イタリア1部リーグ(セリエA)のカターニア―パレルモ戦でファンが暴動を起こし、警官の1人が死亡、1人が重傷を負う事件が発生した。これを受け、イタリア・サッカー協会は3、4の両日に予定されていたセリエAと2部リーグ(セリエB)の全試合、7日のイタリア代表の国際親善試合(ルーマニア代表戦)をいずれも中止にすると決定。原因究明に乗り出すことを表明した。
ロイター電などによると、試合後半に競技場の外で、入場できなかったパレルモのサポーターが騒ぎだして暴動に発展。警察は催涙ガスを使って鎮圧を図ったが、サポーターが投げ込んだ爆発物が警官のいた車中で爆発。警官は病院に運ばれたが死亡した。騒ぎは試合終了後も続き、競技場の周囲で客が機動隊員に石を投げ付け、路上で火花が上がるなどし、100人以上の負傷者が出たもよう。警官はさらに1人が重傷を負った。警察が発した催涙ガスの影響で、試合も後半の途中に約35分間、中断した。 イタリアでは前週にも下部のアマチュア・リーグで同様の暴動が起き、関係者1人が死亡。このため、同国協会は事態を重視。5日に緊急会議を招集するが、原因究明と対策が明確にならない限り、国内サッカーの全面的休止が続く可能性も示唆した。プロディ首相も「不幸にも連続で発生したスポーツの退廃を断固なくすという毅然(きぜん)とした態度が必要」との声明を発表した。 |
PR
トラックバック
トラックバックURL: