ゴール裏用語集第3弾。
『メガホン』とは応援道具の一つで、もちろんこれを叩いて場を盛り上げるというのが趣旨であるが、現在の日本のゴール裏(特に応援のコアになるあたり)には『脱メガホン』『反メガホン』派が主流となっている。
その理由として考えられるのが
①ただ単純にうるさい
②せっかくのチャントにおける言葉の一つ一つがメガホン音で潰されて全く聞こえなくなる
③もし自分が応援される立場であれば、メガホン音よりは拍手の方が嬉しいのではないか?
①に関して。真後ろで叩かれたら確かにうるさいと思われる
②に関して。これが自分的には一番の問題だと思う。自分はよくインボイス西武ドーム(現グッドウィルドーム)に野球観戦に行きますが、どこのチームの応援を(内野席から)見ててもメガホンとラッパの音で応援席で何を言っている(歌っている)のか?応援歌の歌詞が把握できることは少ないと思います。ロッテだけは別かな?
③『いかに会場を賑やかにするか』だけならメガホンで十分かと思いますが、今のゴール裏はただゴール裏を盛り上げるために存在するのではなく、『チームを勝たせるための応援をする』のが本筋だと思われます。いかに選手に対して『気持ちを盛り上げられるか』という視点からは手拍子・拍手がより気持ちが伝わるかと思います。
現在の日本サッカーにおける応援事情を考えると、メガホンが悪者というのではなく、メガホンが活躍すべき段階はすでに通り過ぎたと感じます。日々、応援も変化していくものかと思いますので。
ちなみにこれはあくまで私個人の経験に基づく私感でございますので、読み流して下さい。
ゴール裏用語集第2弾。
『地蔵』とは、応援メインのゴール裏・curvaエリアで微動だにせず、戦況を見守る人たちのことを指す。ちゃんと応援している側から見た『蔑称』のような感じか。ただ地蔵にもタイプがあって、ただひたすら黙って見届けるタイプとか、野次のときだけ騒ぐタイプとかいろいろあるらしい。
新企画です。
中身は薄いかもしれませんが、ゴール裏の用語集を作ってみようかなと...。あまり期待せず覗いてくださいね。
Tifosi(ティフォージ)
もともとイタリア発祥の用語だが、"発熱"などの主症状を示す感染症であるチフスの患者を表している。そこから転じて『熱狂的なファン』を意味するようになる。ところがイタリアではultras系グループに『tifosi』を冠しているところはほとんど見かけない。日本でも...
横浜FCのサポーターグループ:Tifosi Yokohama 1992
FC東京のオフィシャルショップ:Tifosi
ぐらいだろうか。
というのも、どうやらイタリアにおいてはtifosiがいわゆる『ファン』、ultraが『度を越した熱狂的なファン』に近いニュアンスで解釈されているようだ。だからイタリアでもゴール裏・curvaに存在する熱い(熱すぎる?)集団はtifosiよりもultraの方が語彙としては適切なのかな?イタリア語に詳しい方、ぜひ教えてください。